本組合が管轄する耳川流域は、民有林率が90%を占め、林家一戸あたりの森林所有規模も大きく、特に地形が急峻で他の産業の立地が困難なことから、林業に対する依存度が高く、森林との共生によって人々は生きてきたと言っても過言ではありません。
その森林は、林業関係者が戦後一体となって進めた拡大造林の成果により、全国に先駆けてスギを中心とした資源が充実するとともに、路網や高性能林業機械の導入など、生産基盤の整備も着実に進み、全国有数の国産材供給基地としての地位を確立するに至っています。
このような基盤を背景に、収穫期を迎えた本流域では、年々、素材の生産量は増加し、それに伴って当組合が実施する年間の再造林面積は、488ha(令和5年度実績)に達しています。
流域の適正伐期を迎えた人工林は、32百万㎥超の総蓄積がありますから、「伐ったら植える」ことを継続すれば、この豊かな森林は将来に亘って枯渇することはありません。
森林組合には、流域森林の番人として、「伐ったら植える」を継続する責務が課せられていますから、その使命を果たすため、一人でも多くの関心を持つ方々を招きたく、働く者の視点に立った職場環境と待遇の改善に取り組んでいます。
ふと忘れがちではありますが、水を貯え、酸素を供給し、人を癒す、生命の営みに無くてはならないものが森林であり、その森林づくりに携わりながら、生活に安心と働き甲斐を実感できる職場づくりに挑戦して参ります。
スギを中心とする人工林資源が本格的な収穫期を迎えていることから、関係市町村や関係団体等と緊密に連携し、森林組合が地域林業の中核的な担い手としてその役割を果たしていくために、次の3つを目標に掲げ推進する。
組織名 | 耳川広域森林組合 |
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組合長 | 平野 浩二 |
副組合長 | 黒木 円治 |
出資金額 | 6億5千3百万円(令和6年3月31日現在) |
設立 | 平成12年8月1日 |
組合員数 | 5,651名(令和6年3月31日現在) |
役員数 | 15名(理事12名 監事3名) |
職員・従業員等 |
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令和5年度総売上 | 3,407,948千円 |
主要事業 |
【販売事業(取扱量34,575m3)】 【林産事業(取扱量98,357m3)】 【受託加工・買取加工事業(取扱量 製材品15,204m3・チップ6.395t)】 【森林整備事業】 - 公有林受託・組合員受託事業(植栽488ha 下刈2,545ha 除間伐528ha 作業路17,717m) 【利用事業】 - 調査・林業機械等施設利用・造林事業事務 【福利厚生事業】 - 森林国営保険 【購買事業(造林用苗木販売1,241千本 防防獣ネット販売248千m 等)】 【金融事業(事業資金・転貸資金)】 |
本所 |
〒883-0106 宮崎県日向市東郷町山陰辛280番地1 TEL:0982-68-3515 FAX:0982-68-3517 〒883-0105 宮崎県日向市東郷町山陰己916番地1 TEL:0982-50-7034 FAX:0982-50-7035 |
支所・事業所 |
〒883-0102 宮崎県日向市東郷町山陰丙1636-1 TEL:0982-69-2003 FAX:0982-69-2939 〒889-0626 宮崎県東臼杵郡門川町平城西74 TEL:0982-63-2035 FAX:0982-63-5089 〒883-1101 宮崎県東臼杵郡美郷町西郷田代1 TEL:0982-66-2043 FAX:0982-66-2220 〒883-0306 宮崎県東臼杵郡美郷町南郷神門3180 TEL:0982-59-1121 FAX:0982-59-1116 〒889-0901 宮崎県東臼杵郡美郷町北郷宇納間401 TEL:0982-62-5034 FAX:0982-62-6024 〒883-1301 宮崎県東臼杵郡諸塚村大字家代4336-6 TEL:0982-65-0441 FAX:0982-65-1016 〒883-1601 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良1758-1 TEL:0982-67-2113 FAX:0982-67-2456 |
加工センター |
〒889-0901 宮崎県東臼杵郡美郷町北郷宇納間996-1 TEL:0982-62-6160 FAX:0982-62-6001 〒883-1301 宮崎県東臼杵郡諸塚村大字家代6183-1 TEL:0982-65-0106 FAX:0982-65-1102 〒883-1601 宮崎県東臼杵郡椎葉村大字下福良1535-16 TEL:0982-67-4122 FAX:0982-67-4123 |
女性労働者を増やし、女性が活躍できる雇用環境の整備及び全労働者が
働きやすい環境を作る為、次のように行動計画を策定する。
計画期間 | 令和5年4月1日~令和10年3月31日までの5年間 |
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当社の課題 | 1. 作業職員に占める女性の割合が低い 2. 有給休暇の取得率が低い職種がある 3. 残業時間が多い職種がある |
目標1 | 作業職員で働く女性の人数を20人以上とする。 <取組内容> ・令和5年5月〜:現在、活躍されている女性労働者をホームページ等に掲載する |
目標2 | 有給休暇の取得率を60%以上にする <取組内容> ・令和6年9月〜:有給休暇の取得状況を把握する ・令和6年12月〜:有給休暇取得促進の呼びかけを行う |
*係長級にある者に占める女性労働者の割合が44.4%である
*令和5年度有給休暇取得率・・・57.0%
公表日:2024年6月1日
~男女の賃金の差異~(男性の賃金に対する女性の賃金の割合)
全労働者 | 98.7% |
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正規従業員 | 99.7% |
臨時(有期)従業員 | 188.3% |
〇対象期間:令和5年度(2023年4月1日~2024年3月31日)
〇賃金・基本給・手当(残業・家族・住宅・通勤・管理職・特殊勤務)・賞与等を含む
※昨年度は、正規雇用の従業員の差異はなかったが、臨時従業員は男性が短期での雇用が多いため、女性の年間平均賃金が多い結果になった。